日本児童文学学会
Japan Society for Children's Literature

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中部例会

第107回 日本児童文学学会 中部例会(6月例会)ご案内

第107回 日本児童文学学会中部例会を下記の通り開催いたします。お忙しいことと存じますが、ぜひご参加いただきますようご案内を申し上げます。

開催概要

日時:2025 年6 月28 日(土) 14:00~17:30 終了予定
会場:愛知淑徳大学星が丘キャンパス1号棟5階 15D教室
〒464-8671 名古屋市千種区桜が丘23 ℡052-781-1151(代表)
愛知淑徳大学星が丘キャンパスへの行き方は大学HPのアクセスマップをご参照ください
なお、当日は公共交通機関のご利用をお願いいたします。地下鉄東山線「星ヶ丘」駅3番出口 徒歩3分

参加方法

タイムテーブル

研究発表(発表30分、質疑応答10分)

「「小学館の育児絵本」についての研究 」

川勝泰介 氏(元京都女子大学・ユマニテク短期大学教授)

 「小学館の育児絵本」は、1950(昭和25)年12月に「どうぶつ」「のりもの」「おもちゃ」「どうぶつのおかあさん」の4冊が同時に刊行され、当初は、おおよそ1歳から5歳を対象年齢とし、子どもの身のまわりにあるものを再認識するいわゆる「再認絵本」としてスタートした。
 以後、全国各地の書店の店頭に設置されたいわゆる「絵本塔」に配架されて、多くの子どもたちに長年にわたって親しまれてきた。また、時代の変化に応じてそのつど姿を変え、100種類を超えて出版され続け、いわゆる低年齢児のための絵本のスタイルである「ボードブック」のモデルとなったともいわれる。
 ところが、絵本研究におけるこのシリーズへの言及はほとんど見られず、今日に至るまで、研究書のみならず事典や年表にも取り上げられることはなく、その全容は把握できていない。
 そこで、本発表では、あくまでも入手できた範囲の資料を手がかりに、この「小学館の育児絵本」シリーズの全容に迫るとともに、時代の移り変わりとともに変化してきたその姿を通して、本シリーズが絵本研究の対象にならなかったその理由についても考えてみたい。

読書会

奥山恵著『多層性のレッスンー絵本・幼年童話・児童文学みちしるべ』(りょうゆう出版2024/kindle版2022もあり)

×(かける)ここ25年間(21世紀)の子ども達と本の様相をつかむ

2024年度9月例会において、2025年度から3年~5年程度のタームで中部支部としての中心的な課題を設定することが決まりました。最初の試みとなる3年間は、「子どもが“よむ”こと」をテーマに考えていくこととなりました。まずは、読書会の形でこのテーマについて考える機会を持ちたいと思います。
  そこで、今回は、21世紀の子ども達と本との関係性について考える手がかりとして、奥山恵著『多層性のレッスンー絵本・幼年童話・児童文学みちしるべ』(りょうゆう出版2024/kindle版2022もあり)を課題図書として取り上げます。当日は、課題図書だけでなく、本書の内容から想起される子どもの本を紹介しあいながら、意見交換したいと考えています。具体的な作品がございましたら、ぜひご持参ください。
  この25年間の子どもの本がどう変わったのか、あるいは、変わっていないのか。私たちは子どもの本をどのような切り口で取り上げ、それをどのように研究として積み上げていくべきなのか。忌憚のない議論を通して、子ども達が本を読むことを如何に支えていくか、一緒に考えたいと思います。

日本児童文学学会中部支部事務局からのお願い

*事務局より*

今回は、例会終了後に懇親会を開催する予定です。
懇親会にご出席くださる方は、6/15までに事務局までご連絡ください。
ご出席くださる方には、追って詳細をお送りいたします。

*会計より*

2025 年度の支部会費2,000 円が未納の方は、納入をお願いいたします。お手数をおかけしますが、お早めに下記郵便局振込口座に、備え付けの用紙を使って振り込みをお願いいたします。休日でもATM が稼働しているときは振り込みができます。

口座番号:00550-4-52140
口座名称:日本児童文学学会中部支部
(他行からの振込みの場合は、〇五九(ゼロゴキュウ)店 当座 0052140 です。)

日本児童文学学会中部支部
〒480-1197 愛知県長久手市片平二丁目9
愛知淑徳大学福祉貢献学部
青木文美研究室気付
電話:0561-62-4111(代表)